脂肪注入法における脂肪吸引の危険性と問題点

脂肪注入法における脂肪吸引の危険性と問題点

脂肪注入による豊胸術は、まずは脂肪吸引によって自らの脂肪を摂取する必要があります。その脂肪吸引には、様々な危険性や問題点があります。

脂肪注入前の脂肪吸引のダウンタイムや危険性

麻酔の危険性

豊胸手術や脂肪吸引などの形成外科手術は必ず麻酔が必要になります。従来の脂肪吸引では全身麻酔で痛みを無くすために麻酔量が多くなり、麻酔量によって脂肪事故などのトラブルが多発していました。ただし、近年では、安全性の高いチューメセント局所麻酔法という施術法による脂肪吸引が確立されて、麻酔によるトラブルが劇的に減少しています。

麻酔によるトラブルはゼロといってもいいかもしれませんが、高齢や体調によっては少なからず危険性があることを理解しておく必要があります。

脂肪吸引部位の痛み・ダウンタイム

脂肪吸引後には、痛み、腫れ、むくみ、内出血などが起こります。これらの症状を最小限に抑えるために術後に固定圧迫をする必要があります。また、術後数日は痛みや腫れも強いため、その場合は一般的に痛み止めなど薬で対処します。時間の経過と共に痛みや腫れはおさまり、内出血も時間の経過と共に治ります。

脂肪吸引部位の傷跡

脂肪吸引では、3~5mm程度の穴をあけて、カニューレという脂肪吸引器を皮下組織層に挿入して脂肪を吸い取り、吸引後は1~2針縫合します。その際に、傷跡が出来ますが、時間の経過と共に薄くなって目立たなくなります。体質によっては傷跡が残ってしまうこともありますが、美白剤であるハイドロキノン軟膏を皮膚科で処方してもらい、使用すると傷痕は薄くなります。

脂肪吸引部位の凹凸

脂肪吸引の際に、バランスの悪い吸引やマッサージを怠ると、皮膚がデコボコになってしまうことがあります。また、脂肪注入による豊胸を希望する方の多くは、痩せ型で脂肪が少ないケースが多いので、無理な脂肪吸引を行うと凹凸が出来る可能性が高くなります。脂肪吸引は脂肪細胞そのものを吸引することになるため、吸引部位に脂肪がつきにくくなることを理解しておきましょう。

脂肪吸引部位の代謝低下

脂肪吸引は、脂肪だけではなく血管や血液、体液や結合組織などを強引に吸引します。そのため、吸引部位は正常な組織が破壊されて代謝が低下し、肌荒れを起こすことがあります。時間の経過と共に血管組織や結合組織は修復されて正常な機能に戻りますが、施術後すぐは、古い角質が溜まってザラザラしたり、肌がくすんだりすることがあります。